2024年07月05日

Word用にセル背景色の設定を変更【InDesign】

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)
過去に組んだ書籍の改版時に「旧InDesignデータからWord用テキストデータを抽出してほしい」と取引先から依頼されるケースが時々あります。
このような場面で必要となるノウハウを当ブログでもいくつかご紹介してきました。

・箇条書きの番号と記号をテキストに変換するスクリプト【InDesign】
http://mottainaidtp.seesaa.net/article/485347127.html
・ルビをJavaScriptで処理する(必要に応じて)
http://mottainaidtp.seesaa.net/article/360652630.html
・Word文書間でスタイルの体裁を統一する
http://mottainaidtp.seesaa.net/article/364809648.html

これら以外の課題として考えていたのが「表組みのセル背景色が真っ黒になってしまうのを解決できないか」ということでした。今回、それに対応するスクリプトを書いてみました。以下の動画をご覧ください。



作業はとても簡単です。スクリプトを実行してからRTFを書き出せば適切なデータが書き出されます。

※【重要】今回のスクリプトはInDesignドキュメントを改変するものですので、かならずバックアップを取ってから実行するようご注意ください。


サンプルデータはこちら《minimum_2024_0704a.zip》です。
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2024年06月18日

括弧類のバリアブルフォント【Glyphs・InDesign】

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)
今回はInDesignで作図をする時のために括弧類のバリアブルフォントを作ってみました(もちろんIllustratorなどでも使用できます)。

4つのバリアブル軸

今回のフォントは以下の4つのバリアブル軸を持っています。

Weight(最小値20・最大値400)

太さを調整します。最大値(400)では最も太い部分が全角(1000ユニット)の400/1000の太さになります。

Contrast(最小値5・最大値100)

最も太い部分に対する最も細い部分の太さを設定します。最大値(100)では同じ太さ、最小値(5)では5/100の太さになります。

Spread(最小値100・最大値200)

端の部分の広がりを調整します。一部の括弧のみに設定されています。

Width(最小値2000・最大値10000)

括弧の幅を設定します。最小値(2000)では全角の2倍、最大値(10000)では全角の10倍の幅になります。

直線部分の追加

直線部分用のグリフを使用することで括弧の幅をさらに広げたりテキストフレーム幅に合わせたりすることが可能です。

直線部分を追加する

波括弧ではハイフン(-)、上側括弧ではプラス(+)、下側括弧ではチルダ(~)を入力することで直線部分が追加されます。

テキストフレーム幅に合わせる

右インデントタブを入力し、リーダーとして波括弧ではアンダースコア(_)、上側括弧ではイコール(=)、下側括弧ではキャレット(^)を設定することでテキストフレーム幅に合わせることができます。

以下、動画をご覧ください。


※お仕事などでは必ず十分に出力テストなどをおこなってから使用してください


サンプルデータはこちら《brackets_VVF_240618a.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 05:58| Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月22日

Excelの赤文字、太字などにマクロでタグをつける

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)
Excel上の文字色を指定した箇所や太字、斜体、下線、取り消し線を設定した箇所にタグをつけるマクロを書いてみました。

※このマクロはアンドゥ(元に戻す)が効きませんので、かならずバックアップをとってからお試しください。


マクロは以下の5つです。

M01_FntClr2Tag

Excelの「標準の色」の「赤」が設定された文字にタグをつけます。他の色を対象にしたい場合はマクロ4行目の「vbRed」を「vbGreen」「vbCyan」などと書き換えてください。7行目、8行目のタグ内容も書き換え可能です。

M02_Bld2Tag

太字が設定された文字にタグをつけます。

M03_Ita2Tag

斜体が設定された文字にタグをつけます。

M04_Ul2Tag

下線が設定された文字にタグをつけます。

※二重下線や下線(会計)は対象外です。


M05_Strike2Tag

取り消し線が設定された文字にタグをつけます。

以下、動画をご覧ください。


Excelのマクロでは1文字ずつ書式を確認しながら処理をしていくため文字量が多い時などは負担が大きくなるかもしれません。また、複数の書式が複雑に設定された時には予期しない問題が生じる可能性もあります。しっかりバックアップをとりテストしてご使用ください。
なお、当ブログでは「Wordの文字飾り・文字色・蛍光ペンをInDesignの文字スタイルに反映する」http://mottainaidtp.seesaa.net/article/443674715.html)を公開しており、私は普段の業務でこちらを使っています。Excelでの処理が難しい表組については、いったんWordに持って行ってから処理したほうが良いかもしれません。
サンプルデータはこちら《Text2Tag_240522c.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 03:29| Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする