DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)
Excel上の文字色を指定した箇所や太字、斜体、下線、取り消し線を設定した箇所にタグをつけるマクロを書いてみました。※このマクロはアンドゥ(元に戻す)が効きませんので、かならずバックアップをとってからお試しください。
マクロは以下の5つです。
M01_FntClr2Tag
Excelの「標準の色」の「赤」が設定された文字にタグをつけます。他の色を対象にしたい場合はマクロ4行目の「vbRed」を「vbGreen」「vbCyan」などと書き換えてください。7行目、8行目のタグ内容も書き換え可能です。M02_Bld2Tag
太字が設定された文字にタグをつけます。M03_Ita2Tag
斜体が設定された文字にタグをつけます。M04_Ul2Tag
下線が設定された文字にタグをつけます。※二重下線や下線(会計)は対象外です。
M05_Strike2Tag
取り消し線が設定された文字にタグをつけます。以下、動画をご覧ください。
Excelのマクロでは1文字ずつ書式を確認しながら処理をしていくため文字量が多い時などは負担が大きくなるかもしれません。また、複数の書式が複雑に設定された時には予期しない問題が生じる可能性もあります。しっかりバックアップをとりテストしてご使用ください。
なお、当ブログでは「Wordの文字飾り・文字色・蛍光ペンをInDesignの文字スタイルに反映する」(http://mottainaidtp.seesaa.net/article/443674715.html)を公開しており、私は普段の業務でこちらを使っています。Excelでの処理が難しい表組については、いったんWordに持って行ってから処理したほうが良いかもしれません。
サンプルデータはこちら《Text2Tag_240522c.zip》です。