DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)
※(2024.1.30)スクリプトにいくつか問題が見つかったためサンプルデータを更新しました。
取引先から「InDesignデータからMicrosoft Wordデータを書き出してほしい(体裁はアバウトで構わない)」と言われることが時々あります。この場合、InDesignデータからRTFテキストを書き出し、Wordでスタイルを調整してdocx形式で保存……という作業をおこなうのですが、いくつか問題になることがあります。その1つが「InDesignの箇条書き自動番号がRTFテキストに反映されない」ことでした。
※Word側の段落スタイルで段落番号を設定することもできますが、自動番号のリセット箇所は反映されないという問題があります。これを確認・処理するのは大変ですし、ミスが起こる可能性も高く気が進みません。
このため、通常はInDesign上で全テキストを選択して「書式 > 箇条書きリスト > 箇条書きをテキストに変換」を実行して自動番号部分をテキスト化してからRTFテキストを書き出すことにしています。しかし表組み、脚注、後注内の箇条書きは個別に処理する必要があり面倒でした。そこで本文、表組み、脚注、後注内を一気に処理するスクリプト(とても簡単なもの)を作成しました。以下、動画をご覧ください。
ドキュメントに変更を加えるスクリプトなので、かならずバックアップをとってからお試しください。
サンプルデータ(2024.1.30更新)はこちら《2024_0130a.zip》です。
本文中に出てくる注釈番号を消すと注釈も消えてしまいます。テキストに変換したいです。
よろしくお願いいたします。
脚注をテキストに変換したいのです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
文章が紛らわしかったかもしれませんが本スクリプトは箇条書き番号(本文、表組み、脚注、後注内)を処理するものです。
本スクリプトでは、脚注番号を削除すると脚注が消える……という問題は回避できません。
この課題には何かまったく違う方法を考えるしかありませんが
実際のところ、なかなか難しいと思います。
ありがとうございました