DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2)
※2019.3.20(19:00頃)データを更新/結合されたセルが空欄だった場合も処理できるように修正しました。
※2019.3.21(3:30頃)データを更新/全ての行を対象とするかヘッダ・フッタを対象外とするかを選択するよう修正しました。
Excelで作られた表組みをInDesignに反映する機会は少なくありません。「ファイル」→「配置」(「アンフォーマットテーブル」など)では大きな問題はありませんがコピー&ペーストを使用する時は「セル内改行」と「セルの結合」が問題になります。これをマクロ(Excel側)とスクリプト(InDesign側)で処理する方法を考えてみました。
Excelでの処理
Excelではマクロで以下の処理をおこないます。・セル内改行を「≪≫」に置換
・セル結合(横方向)は分割後の空セルに「⊂」を入力
・セル結合(縦方向)は分割後の空セルに「∩」を入力
※マクロ作成にあたってはhttps://www.excelspeedup.com/ketsugoukaijyoshiteumeru/を参考にさせていただきました。
InDesignでの処理
InDesignではスクリプトで以下の処理をおこないます。・セル内容が「⊂」の場合は左隣のセルと結合(結合後改行と末尾の「⊂」は削除)
・セル内容が「∩」の場合は左隣のセルと結合(結合後改行と末尾の「∩」は削除)
・「≪≫」を改行に置換
※スクリプト実行前に結合セルが存在すると処理できません。
※2019.3.21の3:30版では適切にセルを選択している時はアラートが表示されないようにしました。また「⊂」「∩」は最後にまとめて削除することにしました。
※お試しになる際は事前によくテストをされるようお願いします。また、かならずバックアップをとってからご使用ください。
サンプルデータ(2019.3.20の19:00版)はこちら《minimum_2019_0320b_1127.zip》です。
サンプルデータ(2019.3.21の3:30版)はこちら《minimum_2019_0321a_1127.zip》です。