2018年03月16日

逆順表示されるフォントをGlyphsで作成する

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

書籍の巻末資料などのページではノンブルが20からスタートし、19、18と1ずつ数字を減らすケースがあります。このような場面で使用できるフォントをGlyphsで作ってみました。

もっとも簡単なのは「9」のパス(見た目)が「0」、「8」のパスが「1」などとしたフォントを作成することです。たとえば「150」と入力した箇所は「849」と表示されるようになります。入力した値と表示される値の合計が999になるわけです。

ただ、これでは何だか格好が悪いような気がするので、いったん「9」のパスは「9」、「8」のパスは「8」とした上でOpenTypeフィーチャーにより「9」→「0」、「8」→「2」などとグリフを置き換えるフォントも作ってみました。

さらにフィーチャーを追加すれば「002」→「02」などと2桁数字に見えるようにすることも可能です(頭の「0」は消滅しているわけではなく、パスと文字幅が存在しないグリフに置き換えています)。同様に「002」→「2」などと1桁数字に見えるようにすることもできます。

では、動画をご覧ください。

あくまでも「見た目」が変化しているだけでドキュメント上のテキストは書き換えられていません。ご試しになる際はその点をご注意ください。
サンプルデータはこちら《reOrder_0315a.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 04:25| Comment(0) | Glyphs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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