2016年11月14日

文字スタイル部分・下線部分などを索引化する

DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2)

以前『[ ]で囲まれた部分を索引化する』でブラケット(角括弧)で囲まれた部分を索引化するJavaScriptなどを紹介しました。今回は、文字スタイルを摘要した箇所などを索引化する方法をテストしましたので、ここでご紹介します。

※2016.11.16の20時40分頃に再度サンプルデータを差し替えました(2017.11.17に更新)。

※2016.11.18、2016.11.23、2017.3.23、2017.4.14にサンプルデータを差し替えました。


1114c.png

今回のJavaScriptでは「findGrep()」という機能(メソッドというのでしょうか)を使用しています。これはInDesignの「正規表現検索」機能のことです。ですから少しJavaScriptを書き換えるだけで文字スタイルが適用された箇所だけでなく、ブラケットで挟まれた箇所も、下線や打ち消し線が設定された箇所も検索することができます。まずは動画をご覧ください。

※使い慣れない内臓マイクを使用したため一部の音がこもってしまいました。すみません。

※この作業では索引マーカーを使用しないので、索引マーカー挿入による体裁の崩れ(INDDでもお話ししたFEFFが体裁を崩すこととも関連があると思います)も回避することができます。



リスト書き出し後、ExcelやJeditで作業をしなければならないのが少し面倒ですが、リスト書き出しそのものは思っていたより短時間で済むようです。

※2016.11.16/動画内で触れている「^G」についてはJavaScript内で削除するよう書き替えました。これに伴い、Jedit Xの複数置換テーブルも差し替えました(「^G」を削除する行が不要になったため)。

※2016.11.16の20時40分頃に再度サンプルデータを差し替えました(圏点、条件テキストにも対応しました)。

※2016.11.17にサンプルデータを更新しました(半角スペースが削除される問題を解消)。

※2016.11.18にサンプルデータを更新しました(特殊文字が含まれる場合にテキストが適切に保存されない問題に対応)。

※2016.11.23にサンプルデータを更新しました。

※2017.3.23にサンプルデータを更新しました。

※2017.4.14にサンプルデータを更新しました。


以前も書いたように、私は普段、こういった作業のために株式会社エル・シー・エスの「InDex Plug-in」(有料)を使用しています(こちらは読み仮名もつけてくれます)。しばらくはこのプラグインと今回のJavaScriptを併用しながら、実務に使えるものかどうか試していこうと思っています。

毎度のことですが、たどたどしいJavaScriptなので、お試しになる際はよくテストをされるようお願いします。何かの叩き台にでもなると嬉しいです。
2017.4.14サンプルデータはこちら《2017_0414b_minimum.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign-その他の機能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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