このたび、ものかのさんに声をかけていただき、約物が連続する時に不要なアキを削除するWebフォントの制作に参加しました(→約物Webフォント「約猫」公開)。

このフォントはOpenTypeフィーチャーのcalt(前後関係に依存する字形)によってグリフの表示を切り替えます。コードは下図のようにとてもシンプルなものです。

このフィーチャーについて以下の動画で簡単に解説します。
なお、caltの基本は先に「小数点以下の数字が小さく表示されるフォント」にてご紹介しています。はじめての方は、そちらを先にご覧いただくと分かりやすいと思います。
ものかのさんのサイトでは、このフォントのデータやGlyphsファイルがダウンロードできます。全グリフのパスは、ものかのさんが今回のために書き起こしたもので、自由に改編してお使いいただけます。
●約物Webフォント「約猫」公開
※caltのコードも自由にお使いください。ご自分のフォントに組み込んでいただいても結構です。
このフォントを作成するにあたっては大江さんに検証をお願いしました。縦組みに挑戦することになったのも大江さんのおかげです。本当にありがとうございました。
フォント作成ソフト「Glyphs」のサイトはhttps://glyphsapp.com/です。一人でも多くの方に使っていただけると嬉しいです。試用も可能ですので興味のある方はぜひお試しください。
動画で使用したPDFは「こちら」です。