DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2)
※2016.5.9にサンプルデータを改良(蛍光ペン部分→文字色のマクロに加え、蛍光ペン部分→タグ付加のマクロを追加)。2016.5.24、2016.6.8にサンプルデータを更新しました。
★蛍光ペンに加え、文字飾り、文字色などにもタグをつけるマクロも作成しました(別ページ)。今後は『Wordの文字飾り・文字色・蛍光ペンをInDesignの文字スタイルに反映する』をご覧ください。
仕事の中で、複数の色の蛍光ペン(マーカ)で指示が施されているWord原稿に時々出会います(この色の部分はゴシック、この色の部分は下線にしてほしい……など)。しかしWordの検索機能では蛍光ペンの存在は把握できますが、その色の違いまでを見分けることはできません。
そこで今回はマクロ(VBA)を使って蛍光ペン部分をそれぞれ異なる色の文字に変更することを考えました。

この処理ができてしまえば、あとは以前「Wordの色文字部分をInDesignの文字スタイルに反映する」でご紹介した方法を使ってInDesign上で文字スタイルを適用できるわけです。

Webをいろいろと検索したところ「ぐりにたんく」というブログにベースとして使えそうなVBAサンプルを見つけました。書き換えについてはものかのさん、すびさんにご教示いただきました。では、どのようなものができたか動画をご覧ください。
マクロでは色名を「wdPink」などと表記しています。これらの色名についてはhttp://e-yan.net/?p=713が分かりやすく整理されています。
(2016.5.9追記)蛍光ペン部分にタグを付加する
Wordのdocxファイルやrtfファイルではなくプレーンテキストを使用する方のために、蛍光ペン部分を《ピンク→》○○○《←ピンク》などのタグで挟むマクロも追加作成しました(ものかのさんに全面的にご指導いただきました。ありがとうございました)。以下、動画をご覧ください。マクロについてはまったく知識がなく書き方が適切でない部分もあるかもしれません。改善案などありましたら、ぜひご教示ください。
◆蛍光ペンを色別に処理する方法は「ぐりにたんく」さんのVBAを使わせていただきました。
http://d.hatena.ne.jp/gurinita/20090117/1232164205
◆Wordにおける色名についてはこちらを拝見しました。
http://e-yan.net/?p=713
◆VBAの書き換えについてはものかのさん、すびさんに教えていただきました。
皆さま、ありがとうございました。
※2016.6.8にサンプルデータを更新しました(コメントが存在するとマクロが止まるためコメントを削除する手順を加えました)。
★このページのサンプルデータは削除しました。今後は『Wordの文字飾り・文字色・蛍光ペンをInDesignの文字スタイルに反映する』をご覧ください。
昨日の44です。
改めて、勉強させていただいてます。
ひとつ、質問させてください。
この記事の動画「Wordの蛍光ペンをInDesignに反映する0509」の2:12の部分です。
どうして、見出しに段落スタイルがあたっているのでしょう?
Wordのデータを配置しただけですよね?
実験しているのですが、文字スタイルは再現できたのですが、段落スタイルがInDesignに反映されなくて。
お時間のあるときにでも教えていただけると助かります。
すみません、図々しいことをお願いして。
質問をYOUTUBEにアップしました。
https://youtu.be/T6bPa5EUC48
InDesignのスタイルの色を変えてみたところ、段落スタイルは反映されていないのです。
もしかして「配置→オプション」を使っていましたか?
コメントをありがとうございます。
私の動画では画面外になっていましたが、
読み込み時のダイアログ下部にある
「グリッドフォーマットの適用」のチェックを外しているからだと思います。
私は、このチェックボックスをオンにして読み込むことがほとんどありません。
実はここの「グリッドフォーマットの適用」を知りませんでした。
遠回りな仕事をしていました。
記事にまとめて、スタッフに伝えます。
忙しいところ、本当に感謝です!