2023年06月19日

【InDesign】●などを検索してリストに従い置換する

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

※2023.6.22/サンプルデータを更新(ダイアログの入力欄へのコピー&ペーストが可能になりました)

※2023.10.12/サンプルデータを更新(動作は変わりません)


目次などを仮に組んでおき、後でノンブルを差し換えるケースが時々あります。このような時に、いちいち対象箇所を選択してノンブルの数字を入力するのは結構面倒です。この作業を簡単にできないかと考え、スクリプトを作成しました。
230619.png

使い方

※検索/置換ウインドウの「方向」が「順方向」になっていることを確認した上でご使用ください。

@対象の文字列(表組みの場合はセルも可)またはテキストフレーム(1つ)を選択してスクリプトを実行します。
Aダイアログで検索対象の文字列を正規表現で入力します。
B置換文字列を入力したリスト(テキストファイル)を選択して実行します。
以下、動画をご覧ください。

※意図しない結果になる可能性もあります。必ずバックアップをとった上でお試しください。


サンプルデータ(2023.10.12更新)はこちら《minimum_231012b.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 02:30| Comment(1) | TrackBack(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月06日

[InDesign]本文上の文言とは異なる索引項目を生成する

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

私は索引作成に「文字スタイル部分・下線部分などを索引化する【改良版】」で紹介したスクリプトをよく使用します。ただ「索引上の文言を本文上の文言とは異なる表記にしたい」というケースが時々あり、何か方法がないものかと思っていました(たとえば索引項目を階層化するケース、本文では「平成2年12月1日」とするが索引では「平成2・12・1」とするケースなど)。

今回、この課題を解決するために「アンカー付きオブジェクト」機能を使用す方法を考えました。サンプルデータに用意したスニペット「索引アンカーセット.idms」をレイアウトに読み込むと、オブジェクトスタイルが設定されたテキストフレームが3つ作成されます。これらのいずれかをアンカー付きオブジェクトとして使用します。

テキストフレームに適用しているオブジェクトスタイルの主なポイントは、以下の3つです。

●小口またはレイアウト上下の余白に置かれるよう「アンカー付きオブジェクトオプション」を設定
●重なっても見えるように「透明」のモードを「乗算」に設定
●印刷されないよう「テキストの回り込みほか」の「印刷しない」をチェック



なお、テキストフレーム同士の重なりを解消するために位置を調整してもかまいませんが、テキストフレームが完全にページ外に出てしまうと認識されませんのでご注意ください。

以下、動画をご覧ください。

サンプルデータはこちら《minimum_230605a.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 04:26| Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする