DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2)
章タイトルや見出しに対して「ノドから小口まで」地色を敷いたり罫線を引いたりしたいケースがあるのではないでしょうか。通常の段落の背景色や段落罫線の設定では左右それぞれのページ用にスタイルを用意しなくてはなりません。今回は、これを解決する方法を考えてみました。
たとえば背景色の場合の主なポイントは以下の通りです。詳細な設定はサンプルデータをご覧ください。
@見出し段落スタイル
見出し段落スタイルにはテキストフレーム幅の背景色を設定する(左右のオフセット値を「0mm」と設定)。・行送りの基準位置が「上」の場合は行送り値を「0Q」と設定(「中央」「下」の場合は設定不要)
A小口側用段落スタイル
小口側用に段落スタイルを用意する(本文スタイルベース)。・行送りの基準位置を「中央」または「下」、行送りを「0Q」に設定(前行に重ねる)
・行揃えを「小口揃え」に設定
・背景色の幅を「テキスト」と設定し、左右は「25mm(マージン+塗り足し幅)」と設定
Bノド側用段落スタイル
ノド側用に段落スタイルを用意する(小口スタイルベース)。・行揃えを「ノド揃え」に設定
・背景色の左右は「18mm(マージン)」と設定
その他
「次のスタイル」を@→A→Bと設定する。以下、動画をご覧ください。
サンプルデータはこちら《minimum_221120a.indd》です。