2015年05月27日

小数第2位を四捨五入するフォント

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

あるレイアウトを作成する際、編集者の方から「表内の数字を四捨五入してほしい」と言われたことがあります。Excelが得意ならROUND関数で処理したでしょうが、残念ながら私には自信がありませんでした。結局、セル数も少なかったので目視で1つずつ数字を修正することになりました。
今回は、こんな場面で使えないかとGlyphsで自動的に四捨五入する(ように見える)フォントを作ってみました。なお、見た目が変化するだけでテキストそのものは書き換えていませんので、後で元の数字を取り出すことも可能です。
0526.png

これを実現するために使用したのはOpenTypeの「前後関係に依存する字形(calt)」という機能です。今回は、この機能の基本についても説明してみました。少し長い動画ですがご覧ください。

※動画内では「前後関係に依存する文字」と言っている場面があるかもしれません。失礼しました。



なかなか言葉で説明するのは難しく、分かりにくかったかもしれません(すみません)。興味のある方は、ぜひGlyphsデータや説明用PDFをご覧になって1行ずつご確認ください。

※動画内でも少し触れていますが、今回は小数点以下は第7位まで、整数部分も7桁(百万の位)まで対応しています。それを超えた位に数字を入力すると正しく表示されません。ご了承ください。


【2015.5.27追記】

◆caltの行数が17行→12行に減るよう修正しました。クラスの内容と処理の順番が変わっています。なお、小数点第2位以下は桁数制限なく処理される(表示されなくなる)ようになりました。詳しくは解説PDFをご覧ください。


動画作成時のサンプルデータはこちら《minimum_20150526.zip》です。
2015.5.27更新版のサンプルデータはこちら《minimum_20150527.zip》です。

サンプルデータ内のフォントの使用については以下のように考えています。
【改変】可 【再配布・複製】可 【商用利用】可 【利用報告】必要なし

※不具合などについては保証いたしかねます。



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2015年04月27日

ノンブルの表示を変更するフォント

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

InDesignには自動でノンブルをふる機能があります。ただし見開きでは「数字の少ないほう(左綴じなら左側)のノンブルが偶数、多いほうのノンブルが奇数」になります。InDesignの機能を少し強引に使って変更することはできますが、後でページの追加・削除・移動がある場合は面倒なことになります。今回は、そんな問題を解決する方法を考えてみました(下図の状態を実現します)。
0626d.png

その方法とは「実際の数字よりも常に1だけ少なく表示されるフォント」を作り、それをノンブル部分に適用することです。以下の動画をご覧になってください。

作成したフォントのデータとGlyphsのデータはサンプルデータに入っています。デザインを変更したい場合は茶色い部分の10個のグリフだけを変更していただければ結構です。

※動画内では触れていませんでしたが、これをInDesignで使うには「OpenType機能」の「前後関係に依存する字形」がオンになっている必要があります。デフォルトの段落スタイル「基本段落」では、これがオンになっています。



今回のフォントを使う場面は、他には思いつきませんでした。もしも活用場面を見つけた方は教えていただければ幸いです。

※【2015.4.28追記】Glyphsデータおよびフォントファイルの更新版をアップしました。フィーチャーも以前のものとは変わっています。解説PDFも入れましたので、詳しくはそちらをご覧ください。

2015.4.28版のサンプルデータはこちら《LessNum2.zip》です。
初回(2015.4.26)のサンプルデータはこちら《2015_0426_minimum3.zip》です。


サンプルデータ内のフォントの使用については以下のように考えています。
【改変】可 【再配布・複製】可 【商用利用】可 【利用報告】必要なし

※不具合などについては保証いたしかねます。

posted by 照山裕爾 at 04:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Glyphs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月16日

Glyphsの初心者向けハンズオンセミナーがあります。


今回は告知です。

2015年4月19日(日)に【DTPの勉強会 特別編・第4回】ということで
フォント作成ツールGlyphsのハンズオンセミナーが開かれます。

みんなで実際にフォント(今回は情報誌で使うようなマーク)を作り、
InDesignやIllustratorで使ってみようという内容です。
ぜんぜん難しくありません。

・Glyphs(体験版でOK)をインストールしていること
・InDesign、Illustratorをインストールしていること
・Illustratorで簡単な作図ができること

といった条件を満たしていれば、まったく問題ありません。
(Macは持ち込めないので聞くだけ……という方も歓迎)

当日は
縦組み対応(向きが変わったり、縦組みの時だけ違う絵柄になったり)や
合字機能への対応(◆車◇と入力するとマークになる)についても
ご説明します。きっと楽しい……はず。

私自身、昨年の「初心者のためのGlyphs勉強会(でしたっけ?)」にて
はじめてGlyphsのことを知りました。
とても分かりやすくて面白いツールだと思います。

ものかのさん(tama-san.com)と私が説明しながら、
みんなで一緒に作りながら勉強するというスタイルです。
何といっても、あの「ものかの」さんです。やさしくないはずがありません。
私よりずっと文字に詳しい方々もサポート部隊として参加してくださいますので、
まったく心配ありませんよ。

詳しくは【『DTPの勉強会』の告知用サイト】をご覧ください。
posted by 照山裕爾 at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | Glyphs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする