2015年11月16日

小数点以下の数字が小さく表示されるフォント

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

今回はOpenTypeフィーチャーの「前後関係に依存する字形(calt)」を説明するための簡単な例として、小数点以下の数字が小さく表示されるフォントを作ってみました。

※このようなフォントがなくてもInDesignであれば「正規表現スタイル」を使って同様の表現は可能です。


用意したグリフはカンマ、ピリオド、通常サイズの数字グリフ、小さい数字グリフだけ。またcaltの式も2行だけの簡単なものです。
詳しくは動画をご覧ください。

「前後関係に依存する字形(calt)」を使えば、いろいろな機能を持ったフォントが作れると思います。ぜひ面白いものを考えてみてください。
サンプルデータはこちら《minimum2015_1114.zip》です。

・「dp_num-Regular.otf」は「源ノ角ゴシック (Source Han Sans )バージョン1.004」のアウトラインを使用した派生フォントです。

・このフォントのライセンスはSIL_Open_Font_License_1.1に準じます。
 SIL_Open_Font_License_1.1については下記サイトを参照ください。
 原文:
 http://scripts.sil.org/OFL
 日本語訳:
 http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/SIL_Open_Font_License_1.1

posted by 照山裕爾 at 10:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Glyphs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月01日

西暦表記を元号による表記にするフォント

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

たとえば名簿の生年月日を西暦表記から元号による表記に変更する場合、検索/置換で作業するのはなかなか大変です。これを、フォントを変更するだけで実現できるのではないかと考えて専用フォントをGlyphsで作ってみました。

※あくまでも「Glyphsで何ができるか」を個人的に実験した結果のご報告です。使用を推奨するものではありません。


たとえば「1873年」と入力してフォントを「nengo-Regular.otf」に変更すると「明治6年」と表示されるようになります(OpenTypeの「calt(前後関係に依存する字形)」という機能を使っています)。見た目は変わってもテキストを書き換えたわけではありませんので、フォントを変更するだけでいつでも元の「1873年」に表記を戻すことが可能です。
では、動画をご覧ください。

なお、範囲は1873年(明治6年)〜2039年(平成51年)としました。1873年は、西暦(グレゴリオ暦)と連係した新暦が施行された年です。2039年には特に意味はありません。
サンプルデータはこちら《minimum_2015_0901b.zip》です。

【2015.9.11追記】
縦組みにも対応する3種類のフォントを作りました。「nengo2」は算用数字、「nengo_han」および「nengo_hanB」は漢数字で表示されます

※数字とアルファベットは全角入力してください。

0910.png

サンプルデータはこちら《minimum_2015_0911.zip》です。

【2015.9.13追記】「nengo_han」と「nengo_hanB」も横組みに対応するよう修正しました(横組み時は半角英数)。

サンプルデータはこちら《minimum2015_0913.zip》です。

・「nengo-Regular.otf」は「源ノ角ゴシック (Source Han Sans )バージョン1.004」のアウトラインを使用した派生フォントです。

・このフォントのライセンスはSIL_Open_Font_License_1.1に準じます。
 SIL_Open_Font_License_1.1については下記サイトを参照ください。
 原文:
 http://scripts.sil.org/OFL
 日本語訳:
 http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/SIL_Open_Font_License_1.1

posted by 照山裕爾 at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Glyphs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月27日

小数第2位を四捨五入するフォント

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

あるレイアウトを作成する際、編集者の方から「表内の数字を四捨五入してほしい」と言われたことがあります。Excelが得意ならROUND関数で処理したでしょうが、残念ながら私には自信がありませんでした。結局、セル数も少なかったので目視で1つずつ数字を修正することになりました。
今回は、こんな場面で使えないかとGlyphsで自動的に四捨五入する(ように見える)フォントを作ってみました。なお、見た目が変化するだけでテキストそのものは書き換えていませんので、後で元の数字を取り出すことも可能です。
0526.png

これを実現するために使用したのはOpenTypeの「前後関係に依存する字形(calt)」という機能です。今回は、この機能の基本についても説明してみました。少し長い動画ですがご覧ください。

※動画内では「前後関係に依存する文字」と言っている場面があるかもしれません。失礼しました。



なかなか言葉で説明するのは難しく、分かりにくかったかもしれません(すみません)。興味のある方は、ぜひGlyphsデータや説明用PDFをご覧になって1行ずつご確認ください。

※動画内でも少し触れていますが、今回は小数点以下は第7位まで、整数部分も7桁(百万の位)まで対応しています。それを超えた位に数字を入力すると正しく表示されません。ご了承ください。


【2015.5.27追記】

◆caltの行数が17行→12行に減るよう修正しました。クラスの内容と処理の順番が変わっています。なお、小数点第2位以下は桁数制限なく処理される(表示されなくなる)ようになりました。詳しくは解説PDFをご覧ください。


動画作成時のサンプルデータはこちら《minimum_20150526.zip》です。
2015.5.27更新版のサンプルデータはこちら《minimum_20150527.zip》です。

サンプルデータ内のフォントの使用については以下のように考えています。
【改変】可 【再配布・複製】可 【商用利用】可 【利用報告】必要なし

※不具合などについては保証いたしかねます。



posted by 照山裕爾 at 03:06| Comment(0) | TrackBack(0) | Glyphs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする