2021年05月01日

マクロでMicrosoft Wordの下線(一重下線以外)にタグを付加する

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)
以前、本ブログの「Wordの文字飾り・文字色・蛍光ペンをInDesignの文字スタイルに反映する」(http://mottainaidtp.seesaa.net/article/443674715.html)の中でWordの下線部分にタグを付加するマクロを紹介しました。しかし同マクロで想定していた下線はシンプルな一重下線(太字ボタンで適用可能なもの)だけでした。「フォーマット」→「フォント」で指定できる下線は他にも多数あるため、今回はそれら(一重下線以外)すべてにタグを付加するマクロを作成しました。
本マクロでは各下線に以下のタグを付加します。
2021-0430b.png

以下、動画をご覧ください。

サンプルデータはこちら《UL_others_2021_0430d.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 01:35| Comment(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月27日

スクリプトでファイルをリネームする・改

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)
当ブログでは2016年にもスクリプトによるファイルのリネームを試みました(「JavaScriptでファイルをリネームする」参照)。しかし2017年に登場したHigh Sierra以降のAPFSフォーマット環境では適切にリネーム処理できなくなり、何とかしたいと考えていました(2019年に同スクリプトを少し手直ししましたが使用場面がかなり限られるものになっています)。

今回はスクリプトを見直し「リネーム前のファイル名」と「リネーム後のファイル名」を記載したリストを使うことでAPFSフォーマット環境でも処理できるようにしました。
以下、動画をご覧ください。

※当方ではCatalina 10.15.6にてテストをおこないました(2021年4月27日現在)。BigSurでの検証はおこなっていません。またWindowsには対応していません。



ファイルの用意

リネームしたいファイル群は1つのフォルダにまとめておきます。

※フォルダにはファイルのみを保存してください。フォルダ内フォルダは処理対象外です。


リネームリストの用意

リネームリスト(テキストファイル)の1列目にはリネーム前のファイル名(拡張子を含む)を、2列目にはリネーム後のファイル名を入力します。

※2列目には拡張子を入力する必要はありません(入力の有無に拘わらず元の拡張子が保たれます:本スクリプトで拡張子の変更はできません)。

※3列目以降はメモなどに使用して構いません(処理対象外)。


スクリプトの実行

スクリプトではダイアログで処理対象のフォルダを選択、続くダイアログではリネームリストを選択します。

※動画ではInDesignのスクリプトパネルから実行していますがIllustratorやPhotoshopからでも実行は可能です。


本スクリプトではフォルダとファイル群を複製した後、リストの順にリネーム処理を行います。「リスト1列目に記載された名称」と「実際のファイル名」が一致しない場合はリネームされません。またファイル名が重複すると処理できませんのでご注意ください。
サンプルデータはこちら《file_rename_2021_0426b.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 11:50| Comment(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月16日

InDesign/配置ドキュメントの文字をレイアウトドキュメントに反映するスクリプト

DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2)

※2021.03.05/サンプルデータを更新しました(画像を配置したフレームおよび配置画像を回転しているケースに対応するよう修正)。


私はよくInDesignドキュメントに他のInDesignドキュメントを配置します(文字要素の多い図表類など)。この時、いつも不満に思っていたのは『配置ドキュメント内の文字を検索できないこと』でした。索引作成や用字用語統一などの際に非常に面倒だったのです(目で探す、配置画像を1つずつ開いて検索する、PDF化して検索する……などが必要なため)。
何とかして配置ドキュメント内の文字をレイアウトドキュメントに反映させられないかと考えたのが今回のスクリプトです。

※本スクリプトを書こうと思ったのは某スクリプトの達人から『配置されたIllustrator画像内の文字をInDesignドキュメントに反映するスクリプトを書いた』と聞いたことでした。複数のアプリケーションをまたぐスクリプトは私には高度で手を出せない領域ですがInDesignドキュメント同士であれば何とかなりそうだとチャレンジしました。


以下、動画をご覧ください。

概要


スクリプトを実行すると「indx」というレイヤー(プリントはオフ)が作られ、そこに各配置ドキュメントの構成要素(テキストフレームやグラフィックフレームなど)が複製されます(同寸・同座標)。それらの中の文字要素はすべて検索可能です。必要に応じて置換したり文字スタイルをあてたりして索引作成や用字用語統一にご活用ください。

条件


スクリプト内にも記載しましたが、以下の条件を満たす必要があります
条件1:「環境設定→組版→テキストの回り込み→テキストの背面にあるオブジェクトを無視」がオンであること
条件2:ドキュメント配置時のオプションが「ページ境界線ボックス」であること
条件3:アンカードキュメントについてはグループではないこと
条件4:作業開始時点でレイヤー「indx」が存在しないこと

注意点


スクリプト内にも記載しましたが、以下ご注意ください。
注意1:必ずバックアップをとってからご使用ください(配置ドキュメントは改変されませんが念のためのバックアップを)
注意2:レイアウトドキュメントの全オブジェクト、全レイヤーのロックは解除されます
注意3:非表示レイヤーも処理対象となります(レイアウトドキュメント、配置ドキュメントとも)
注意4:マスターページは処理対象外です
注意5:処理対象が存在しない時もレイヤー「indx」が作られます
注意6:レイアウトドキュメントと配置ドキュメントでスタイル、スウォッチ等の設定が競合していると体裁が揃いません
サンプルデータ(2021.03.05更新)はこちら《minimum_2021_0305a.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 18:06| Comment(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする