2017年02月08日

JavaScriptでInDesign上に積み上げ棒グラフを描く

DTP作業者にとっての難易度 ★☆☆☆☆(1)

先に書いた『JavaScriptでInDesign上に円グラフを描く』『JavaScriptでInDesign上に折れ線グラフを描く』に続いて、今回は積み上げ棒グラフを作成してみました。

0207a.png

テキストデータの下の行から処理するために2次元配列というものを使う必要があり、思った以上に難航しましたが何とか形にすることができました。
使い方は前回の折れ線グラフと同様です。

※最小値はゼロに固定しました。



何か使えそうな場面がありましたらお試しください。

※毎度のことですが、自分で使うために作っており品質には自信がありません。自己責任でお使いください。


サンプルデータはこちら《minimum_2017_0207a.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

文字スタイル部分・下線部分などを索引化する(の続き)

DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2)

先に『文字スタイル部分・下線部分などを索引化する』を書きましたが、その後「JavaScriptを使えば前後の作業も効率化できるのでは」と考え、まとめることにしました。

※いずれも実験的なものなので、ご使用にあたっては慎重に検証されるようお願いします(必ずバックアップを取った上でお試しください)。


【前の作業】指定された用語群に書式を一括適用する


InDesignによるレイアウトが完成した後、編集者の方から「この項目(用語)を索引化したい」と用語の一覧(テキストファイル)を渡されたことがあります。このような場合、JavaScriptを使えば該当するすべての文字列に対して書式(文字スタイル、下線、打ち消し線など)を一括適用することが可能です。

※書式を適用するためには、行頭の「//」を削除してコメントアウトを解除してください。全項目がコメントアウトされたままでJavaScriptを実行すると、該当する文字列が削除されてしまうのでご注意ください(置換文字列欄が空欄になっているため)。

この作業をおこなった後に、先の『文字スタイル部分・下線部分などを索引化する』の作業をおこなえば、簡単に索引リストを作成することができます。

【後の作業】索引リストに読みを付加する

※2017.3.22にサンプルデータを更新しました。


前回の『文字スタイル部分・下線部分などを索引化する』で作成した索引リストはExcelでソートした順に並んでいます。漢字の用語は、たとえ『ア行』であってもカタカナの用語の後になっています。また、漢字の用語だけを見ても「手形」「準拠法……」「小切手……」など、必ずしも読みの順には並んでいません。
これに読みを追加する方法がないか……と考えている時に思い出したのが、chalcedonyさんがお書きになった『選択した文字列を索引項目に登録するJavaScript(読み仮名自動入力、CS3〜)』です。このJavaScriptは、索引項目を登録する時にYahoo!のテキスト解析WebAPIを利用して読み仮名を自動的に入力する……という、とても便利なものです。これに少し手を加えるだけで、索引リスト(テキストファイル)に読みを付加することができると思い、やってみました。

※chalcedonyさんのブログに「書いてるコードは使えそうならご自由に」とあったので甘えさせていただきました。WebAPIの部分については全く理解できておらず、そのまま使わせていただいています。

※Yahoo!のWebAPIを利用するには『アプリケーションID』が必要です。取得のための手続きは簡単です。詳しくは『ご利用ガイド』をご覧ください。


試してみたところ、期待した通りの読みを付加してくれることが多いように感じます。とはいえ自動的な処理ですので、最終的にはご自身が(または編集者が)確認・修正すべきだということはご理解ください。

※Yahoo!が「日本語形態素解析API」のサービスを終了した場合、本スクリプトは使用できなくなります。


WebAPIなど、世の中には便利なものがたくさんあるものですね。もっときちんと理解して、使えるようになりたいです。
サンプルデータ(2017.3.22更新版)はこちら《2017_0322a-minimum.zip》です。

Web Services by Yahoo! JAPAN
posted by 照山裕爾 at 06:15| Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

Wordの文字飾り・文字色・蛍光ペンをInDesignの文字スタイルに反映する

DTP作業者にとっての難易度 ★★☆☆☆(2)

半年ほど前に『Wordの蛍光ペン(マーカ)部分をInDesignの文字スタイルに反映する』を書き、仕事でもこれを使用してきました。先日、INDD 2016に登壇する際、これをベースにWordマクロやInDesignの検索/置換用クエリ、JavaScriptを整理しましたので、あらためてご紹介します。

※INDDで配付したものから、さらに一部手を加えています。


具体的な作業は「Wordでマクロを実行し、文字飾り・文字色・蛍光ペン部分にタグを付加する」「InDesignに読み込み、検索/置換によりタグ部分に文字スタイルを適用する」という2段階になります。まずは動画をご覧ください。
詳細は以下を参照ください。

Wordでタグを付加する

A1108a.png

※文書内のコメントなどは削除されてしまいます。マクロ実行前のWordファイルは保存しておきましょう。


文字飾り部分にタグを付加する

Word上で「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」が摘要されている部分にタグを付加します。

※Wordでは多くの段落スタイル・文字スタイルの設定に文字飾りが使用されているため、これらの箇所にもタグがついてしまいます。このマクロを使用する際はスタイルの使用は避けたほうが良いでしょう。

※URLなどハイパーリンクの下線部分にもタグが付加されます。


文字色部分にタグを付加する

Word上で文字色が「標準の色」(濃い赤・赤・オレンジ・黄・薄い緑・緑・薄い青・青・濃い青・濃い紫)となっている部分にタグを付加します。

※その他の色には対応していません。

URLなどのハイパーリンクの青文字部分にもタグが付加されます。


蛍光ペン部分にタグを付加する

Word上で蛍光ペンが設定されている部分にタグを付加します。

※ファイル形式が「doc」では全色にタグが付きますが「docx」では一部の色(濃い青・青緑・緑・濃い赤・50%灰色・25%灰色)にタグが付きません。


InDesignで文字スタイルを適用する

B1108a.png

検索/置換用クエリを使用する

タグに挟まれた部分に文字スタイルを適用するクエリを用意しました。1つずつ使用することもできますし、市川せうぞーさんの「run_Queries 0.3」で複数クエリを連続実行することもできます。

JavaScriptを使用する

4種類のJavaScriptを用意しました(文字飾り用・文字色用・蛍光ペン用・一括用)。必要があれば「chikan(" a "," b "," c ");」部分を編集してお使いください(a→タグ内文字列 b→文字スタイルグループ名 c→文字スタイル名)。

※不要な行は削除するか「//」などでコメント化してください。

※JavaScriptに記述されている文字スタイルグループおよび文字スタイルがInDesignドキュメント内に存在しない場合はエラーとなります。


サンプルデータはこちら《minimum_20161109.zip》です。
posted by 照山裕爾 at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | InDesign-書式・スタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする